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やわた走井餅の由来

やわた走井餅の歴史

戦前の「走井餅老舗」
江戸時代の旅籠を改築した
戦前の「走井餅老舗」 。

走井餅

のれん
現在の「走井餅老舗」
現当主は数えて十代目。 昔ながらの味を守り続けております

「走井餅老舗」の創業は、明和元年(一七六四年)、大津追分の地で走井の名水を用いて、井口市郎右衛門正勝が餡餅を作ったことに始まります。
形は、三條小鍛治宗近が走井の名水で名剣を鍛えたという故事にちなみ、刀の荒身を表しております。

明治四三年、六代井口市郎右衛門の四男・嘉四郎によって、京都・やわたの地に引き継がれました。昭和初期、本家は廃業し、その跡は現在の月心寺であります。
この由緒深き「走井餅老舗」は、京都・やわたの地で石清水八幡大神のご加護と、絶え間なきお得意様のご支援により、名実ともに京都・やわた名物として、また、直系の走井餅として、成熟してまいりました。現当主は数えて十代目となります。

今後とも、昔ながらの手作りの味を守り、お客様のご期待とご愛顧に応えるべく、精進してまいります。


安藤広重作
走井餅は、安藤広重作「東海道五十三次」の大津宿にも描かれております

俳人も食べた味

俳人・高浜虚子も走井餅を食べ、句を詠んでおります。

<真清水の走井もちを二つ食べ> 高浜虚子

また、名水・走井は、万葉集を始め、謡曲「蝉丸」「竹生島」にも詠まれております。

<走井のかけひの霧はたなびけど 長閑に見ゆる望月の駒> 藤原俊成
<走井の程を志らばや逢坂の 関ひきこゆる夕かけの駒> 清原元輔


「走井餅老舗」は、数々の表彰をいただいております

昭和五十九年 第二十回全国菓子大博覧会「大臣賞」走井餅
平成二年 厚生大臣表彰「食品衛生功労」
平成六年 第二十二回全国菓子大博覧会「菓子産業特別功労賞」
平成十年 第二十三回全国菓子大博覧会「名誉総裁賞(意匠部門)」走井餅
第二十三回全国菓子大博覧会「全菓博栄誉大賞」鳩ヶ峯ういろ
京都府優秀技能者「現代の名工」
店舗写真